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2021/02/01

ゴルフGTIの歴史

1976年初代ゴルフGTIがデビューしました。

総生産台数は約462,000台

当時は「ゴルフGTIスタディ」と命名されたそのモデルは

観衆の大喝采を浴び、即座に5,000台の限定生産を決定しました。

76年半ばに販売が始まると、更に人気が沸騰。

予定の10倍以上の注文が殺到したのです。

1983年に2代目のゴルフがGTIデビュー。

総生産台数は628,000台

日本での販売台数は4,427台

ゴルフとして初めて200km/hオーバーの最高速を実現。

日本でも1987年から販売が始まり、

スポーツハッチバックの絶対的ベンチマークとして

人気を博しました。

1991年3代目のゴルフGTIが誕生です。

総生産台数は327,000台

日本での販売台数は4,939台

3代目のゴルフはリサイクルを含めた環境対策や

進んだ安全テクノロジーで社会的にも注目を浴びたクルマです。

ABSやエアバックなどいち早く標準化するなど

時代をリードするプレミアムコンパクトカーという立場を

さらに鮮明にしました。

1997年4代目のゴルフGTIが誕生

総生産台数は161,000台

日本での販売台数は15,719台

この時代のGTIは、

赤いストライプやハニカムグリルといった

視覚上のアイコンをあえて採用せず、

通常のゴルフとの相違点は、

ホイールやエンブレムなどに限られていましたが、

インテリアではレカロ製スポーツシートを奢るなど

「スポーティーなキャラクターと、

プレミアムなクオリティを備えたゴルフ」という位置づけは

明確になっていました。

ここでちょっと休憩です。

文章ばかりだと読んでいて疲れてしまいます。

こちらが歴代ゴルフGTIのスペック表です。

GTI比較.jpg

2003年5代目のゴルフGTIの誕生です。

総生産台数は128,000台

日本での販売台数は16,753台

成功作だった4世代目のプラットフォームから

全面刷新したゴルフ5は、直噴ガソリンエンジンや

マルチリンクタイプのリアサスペンションを

初めて採用した意欲作でした。

『GTI is back』というキャッチコピーに象徴されるように

デザイン面でもスポーツ性においても偉大なるGTIの

系譜を完全に受け継ぐモデルとして

5代目は企画されたのです。

2008年秋に6代目のゴルフGTIデビュー。

総生産台数194,000台

日本での販売台数8,129台

主要なメカニズムを5代目から継承していましたが、

細部の改良などにより、

エンジンパワーは200psから211psへ向上。

ギアボックスでは日本向けの6速DSGが選択され、

いまや「速さ」でもマニュアルを凌ぐことが証明されました。

発売35周年記念としてドイツの有名スポーツブランド

アディダスとのコラボレーションから生まれた

限定車も販売されました。

そして2013年7代目のゴルフGTI誕生しました。

7代目のゴルフはヨーロッパを代表とする

デザイナーディレクターのひとりである

ワンダー・デ・シルヴァのもと、

モダンでスポーティーなスタイリングが開発され

新しい開発のMQBの基準に則って、

ボディーからシャーシーまでのほぼすべての部分が

新設計されたクルマです。

新開発のプレグレッシブステアリングやXDS+と呼ばれる

最新仕様の電子式ディファレンシャルロックなど

注目のテクノロジーであり、

持前のシャープでかつ安定したハンドリングを

さらに際立たせる役割を果たしてます。

ゴルフGTIが最初に発売されたのは1976年。

すでに45年もの長寿を保っています。

しかも、たんに長く続いているのではなく、

小型車市場に新たなジャンルをつくり、

そこを耕して、プレミアムコンパクトの灯を

時代の変遷を超えてともし続けています。

歴代のゴルフGTIを知ると、

次期ゴルフGTIも待ち遠しく思えてきます。

齊藤 洋介 営業

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