2020/08/28
TDI(ディーゼルエンジン)で知っていただきたいこと
フォルクスワーゲン車でも、TDIのディーゼルモデルのラインアップが増えてきました。
既にご存知の方もおられると思いますが、念のためTDIで気を付けていただくことを3点ご紹介致します。
万が一誤ってハイオクガソリンを給油してエンジンを始動させてしまうと、ガソリンは潤滑性がないため、エンジンが故障します。
その場合、メーカー保証修理の対応が出来ず全てご実費にて修理が必要となります。
幸いに給油口のキャップが緑色となっており、ガソリンスタンドで軽油を給油する際のノズルも緑色。
間違え防止にもつながります。
セルフスタンドも多くなってきましたので、給油の際はくれぐれも気を付けてください。
軽油は外気温が低くなると凍結し、燃料パイプが詰まってエンジン始動ができなくなるなど、故障の原因になります。
軽油の種類は特1号から特3号までの5種類あります。
それぞれが凍結する目安温度が決まっている軽油が販売されていますが、関東に住んでいる場合、どの軽油が売られているのか?疑問が出てきます。関東にあるガソリンスタンドでは、寒さが厳しい1、2、3月に「2号」の軽油が売られています。(7、8月は特1号の軽油が売られています)一方で寒冷地域の東北や北海道などで、寒さが厳しい時期に売られている軽油は「3号」または「特3号」です。
従って、冬の北海道や東北などはー20℃からー30℃まで凍結防止となる軽油が販売されている地域へ行くのに、関東で売られているー7.5℃の凍結防止となる軽油を使用していたならば、間違いなく凍結するリスクが高くなるはずです。
そのため、寒冷地域に移動するときには、
現地に着くまでに燃料の残量が1/2以下になるようにしていただき、到着後は速やかに寒冷地用(3号または特3号)の燃料を補給することをお勧めしております。
TDIディーゼルエンジンに欠かせないのがAd Blueです。Ad Blueが無くなった場合はエンジンがかからなくなってしまいます。
Ad Blueとは排ガス中に含まれる窒素酸化物を化学反応させ、無害な「窒素」と「水」に変化させるための尿素水溶液です。
Ad Blueの補充については、1000km走る毎に、おおよそ1.5LのAd Blueが消費されていきます。
最終的にAd Blueがなくなってしまった場合、強制的にエンジン始動が出来なく