スタッフ間での会話の中で
本日、スタッフ間でこんな会話になりました。
Sスタッフ「最近のフォルクスワーゲン車って、ボンネットステーがダンパーじゃなくて、ただの棒になっているモデルが多くなっているけどなんで?」
Fスタッフ「きっとコストダウンじゃありませんか」
Sスタッフ「はい商談不成立」
ボンネットを開く際に、ボンネット側の穴に引っ掛け固定するステータイプ(写真右)と高圧ガスダンパーでアシストすることで固定が必要なく軽くスムースな開閉ができるダンパータイプ(写真左)があります。
きっとダンパータイプだと値段も高い、高級車のようなイメージの中で、Fスタッフはコストダウンと返事をしたのだと思います。
でも、ボンネットを開いたとき、このヒンジを見れば、きっと理由がわかってくれるはずです。
歩行者衝突時用のポップアップボンネットにするための機構がついています。
ここインフレーターとセンサーが着くので、事故が起きた後の被害を抑えることが出来るのです。
「ボンネットステーがダンパーじゃなくて、ただの棒になっているモデルはコストダウン」と言う人にはこういう点を見てもらいたいですね!
明らかに「コストダウン」じゃないでしょ。
また、2枚の写真を比較してみてください。
1つ目は2017年式の6C POLO。2つ目は2021年式の現行型モデルAW POLO
(上記写真 2017年式の6C POLO)
(上記写真 2021年式の現行型モデルAW POLO)
違いを直ぐに見つけられたと思います。
2017年モデルのPOLOはボンネットキャッチは中央に1つ。対して現行モデルのPOLOは2つのボンネットキャッチがついており、左右対称の位置に取り付けられています。
なぜでしょう???なぜだろう・・・・
こんなイメージを持っていただくと答えが出てくると思います。
はい。そうです。
衝撃でBEETLEのボンネットが開いてしまっています。
ボンネットが歪み開いてしまうと、※アクティブボンネットの効果がゼロになってしまいます。
※アクティブボンネットとは、歩行者との衝突を検知すると、瞬時にボンネットの後端を40mmから60mm持ち上げ、エンジンとの間にスペースを拡大。歩行者の頭部への衝撃を低減させるシステムです。
そのため、衝突時にボンネットが開かないようにボンネットキャッチが2つ装着されているのです。
き