Staff Blog

2020/06/08

もうすぐ梅雨入り ワイパーが活躍する時期です!

5月なのに最高気温が30度近くの日々が続き、もうそろそろ梅雨入り。

これから雨と湿度が高い日々の戦いが始まります。

雨の日はいつも以上にクルマが活躍してくれます。

移動手段として、またご家族の送迎など・・・

そこで、梅雨の時期に欠かせない自動車の「ワイパー」を少し取り上げてみたいと思います。

ワイパー柔らかい.JPG

皆さんご存知な方も多くおられると思いますが、何故、フォルクスワーゲン車は

こんなにもワイパーが柔らかいのでしょうか?

それは生産国であるドイツと日本との環境の違いによるものです。

ドイツでは雪が溶けると、大量の泥水をかぶるクルマが数多くあります。

泥水をかぶること...それは水と小石をワイパーで拭き取る作業となります。

日本車のワイパーで泥水を拭き取る作業を行うと、フロントガラスに多数の小傷が残ります。

フォルクスワーゲン車はそんな状況でも対応できるように、ワイパーとガラスの密着度を高くし、

ワイパーブレード(ワイパーゴム)を柔らかくしています。

つまり、フォルクスワーゲン車のワイパーは日本車よりも綺麗に拭き取ることが可能となり、

様々な環境にも対応できるようになっています。

初めて知って、「なるほど」と思われる方もいるかと思います。

しかし、フォルクスワーゲン車のワイパーはそれ以外にも「なるほど」があります。

それがこれです↓

ワイパー動かすと音!.JPG

「一体どういう意味」と思われる方もいるのではないでしょうか。

これから梅雨の時期にドライブしていただく際、オーディオをOFFにして、耳を澄まして聞いてみてください。

走行中にワイパー作動をしていると、あるときに「ドスンン...」と変な音が聞こえてくるはずです。

その音の正体は一体なんでしょうか。

ところで皆さんがワイパーと言われて、どんなイメージを持たれますか?

こんなイメージでしょうか ↓

ワイパー.jpg

私もワイパーと言われて、こんなイメージを想像します。

しかし実際にワイパーを見てみるとこんな状況になっています。

それがこちら! ↓

ワイパー片べり画像.JPG

もうお分かりになられましたよね。

雨を拭き取る役目であるワイパーゴムが、フロントガラスと接地していますが、

ガラスに対して斜めに接地しまっています。

しかし、これは正常なのです。

拭きムラにならないように、また走行中に起こる風切りなどでワイパーがガラスから浮かないように、

ワイパーとフロントガラスは、しっかりと接地している必要があります。

ですが、接地している圧着力が強いので、ワイパーゴムが傾いた状態でガラスと接地してしまうのです。

そのまま使用し続けた際に「ワイパーの片べり」となってしまいます。

ワイパーをずっと傾いた状態で使用されていくと、ゴム製品であるワイパーは硬化し変形...

本来の機能が低下してしまいます。

ここからが本題です!

では、フォルクスワーゲン車のワイパーは動かす際に「ドスンン」と聞こえる正体は...

それは、ワイパーゴムが片べりしないように、ワイパーゴムとガラスの接地面を自動的に変えているのです。

それが、こんなイメージです↓

ワイパー2.jpg

ワイパーのゴムの接地角度を自動的に変え、「ワイパーの片べり」を防いでくれているのです。

その時に「ドスンン」という音が聞こえてくるはずです。

カタログやスペックにも記載されていない、フォルクスワーゲンの奥深さ

ドライバーに対して配慮されたブランドです。

齊藤 洋介 営業

プロフィール →