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2016/12/08

教官に共感すること

営業スタッフの関谷です。

2016年もいよいよ大詰め。この時期はクリスマスなどのイベントもありますが、中には新しい年に向けて準備を始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

関谷今年もたくさんの野球観戦を楽しみ、高校・大学・社会人・プロと、合計86試合を数えました。写真は今年の明治神宮大会、高校の部決勝で早稲田実業の清宮君が放った本塁打の瞬間を捉えたものです。
対戦した履正社の安田君もプロ注目の選手。来年はスラッガーの当たり年になりそうな予感、数多くの観戦の中で、試合の勝ち負け以上に、各球団スカウトに混じって次世代のプロ野球選手を発掘していくのが大きな楽しみでもあります。

野球界では来年への準備が着々と進んでおり、来季に向けた戦力強化をしていきますが、10月に行われたドラフトでは今年も多くの選手がプロ野球への門を開き、その一方で、戦力外になってしまうなど、今季限りでユニフォームを脱ぐ選手も多くいます。
ただ、古巣の社会人チームや独立リーグへ活躍の場を移す選手もおり、以前よりも裾野が拡がっているのかなという印象です。アマチュア球界への交流が進んできており、社会人野球でも過去にプロ入りしている選手が何人も見られました。野球界における新しい取り組みと規制の緩和により、様々な形で野球に携われる機会が増え、ある意味で政府が推進している「働き方改革」に通じているのかもしれませんね。

社会人を経験しているプロ野球選手の中で、こんな選手がいます。

信楽晃史選手(千葉ロッテマリーンズ・投手)

昨年のドラフトで指名されロッテに入団(6位)。
都市対抗野球に補強選手で出場し、そこでの活躍がプロのスカウトの目に止まり、自動車教習所の教官という経歴を経てのプロ野球選手です。
「野球を通じて交通安全を伝える社会人硬式野球チーム」宮崎梅田学園に所属。教習所で教官になることも求められながら野球を続け、中学時代に所属していた野球チームの先輩を交通事故で亡くしている自身の経験もあって、自分が投げることで交通安全と命の尊さを訴え続けていきたい、と本人の弁。

プロ1年目ということもあり、まだまだ経験と鍛錬が必要な選手ではあります。社会人時代に安全運転を教え、プロでは安全投球、投球に関してはスピード違反でバッターを抑える。リリーフでは自らリリーフカーを運転してマウンドに上がる。実現するかどうかはこれからの話で、自動車と野球という、一見何の関わりもなさそうな両者を密接につなげてくれるプロ野球選手が登場しました。誰にも負けないセールスポイントは「縦列駐車」チーム内での愛称もそのまま「教官」だそうです(球団ホームページより)。

先日開催されたファン感謝デーで「交通安全講座」を開催するなど、経歴を生かしたアピールの機会もありましたが、本職では残念ながら今季は一軍での登板はありませんでした。
古巣の宮崎梅田学園の横断幕には「一勝無事故」とあります。早くプロ野球選手としての初心者マークを外して活躍し、是非ともお立ち台から交通安全のメッセージを伝えていただきたいものです。

昨今、信じられないような交通事故のニュースが後を絶ちません。
職種は違えど、同じくクルマに携わる企業の一員として、交通安全への想いは相通ずるものがあります。フォルクスワーゲン車の安全性能はもちろんのこと、交通安全はクルマに関わる全ての人の願いであることを常に念頭に置き、フォルクスワーゲンのクルマを通じて、日々の業務の中で安全運転を伝えていきたいと思います。

最後に、年末になるにつれて交通事故が増える傾向にあります。皆様におかれましても、お車でお出かけの際にはくれぐれも運転・事故にはお気を付け下さい。

関谷 和道 営業スタッフ

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