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2013/04/11

新年度、10年勤続ランチに思う、仕事とスポーツに関する一考察

営業スタッフの関谷です。4月は新年度のスタート。新入社員が入社し、人事異動などで新体制の組織となり、新たなステージで新生活を迎えられた方もいらっしゃることと思います。平成15年度入社の関谷も、この4月で丸10年が経過しました。入社式がついこの間だったような気でいましたが、社会人になってからの歳月の経過は本当に早いものです。 つい先ほどのことですが、同期入社スタッフと共に、10年勤続のご褒美として、役員を交えた食事会に招待されました。拠点がバラバラなので普段なかなか同期同士が集まれる機会も少ないのですが、今回はせっかくの機会。屈託の無い会話が飛び交い、近況報告や愚痴の言い合いなど楽しい時間を過ごし、コンビニでは買えない豪華な昼食を御馳走になり、10年に一度(?)の至福のランチを堪能させていたきました。
同じ会社に10年もいると、良い仕事を求められる反面、仕事が思うようにいかない時などは過去を振り返ることもしばしばです。過去に一緒だった上司の話で、「ゴルフ」を例えに仕事の話をされていたのをよく思い出します。400yパー4をどう攻略するか、どの辺りを狙えば次が楽に打てるかなどと常に2、3手先を考えて行動する、そのためにどのクラブを選ぶべきか。うまくいくこともあれば失敗することもあり、思いがけない自然のいたずらもある。フェアウェイをキープできれば良いが、時には鬼畜なバンカーに捕まることもある。パーオンしても3パット、終わってみればボギー、みたいな。力任せに飛距離を出すだけではいいスコアは出せませんし、時にはリスクを背負って勝負する。幸運が舞い降りることもある。個人競技でいかに少ない打数で回るかを競うスポーツ、一方でプレー中は常に周囲への気遣いも必要。一度ティーグランドに立ったら自分なりの計画を練る。このような一連のプレーが仕事にも通じるものがあり、ゴルフはその訓練の場なんだよと。様々な経験を重ねた今を振り返れば、全く同感ですね。 ただ、現場にいる人間として思うことは、会社という組織においては「野球」のほうがあてはまるのではないでしょうか。野球は相手の投げたボールからすべてが始まり、それをベンチ入りの選手も含めた全員で追いかける団体競技。投手の仕事、4番の仕事、ライトの仕事、ピンチヒッターの仕事等、個々に役割があり、相手の放つボールに対しどのように対処するか。この打球にはどんなベースカバーが必要か。どのようにしてホームベースを踏むか。結果、どのようにして1点以上リードして勝利を収めるか。その一方で、特にプロの世界では、個々の選手には打点や防御率といった個人成績がついて回ります。それらはチームへの貢献度とも取れますが、チームスポーツに関しては、数字に表れない貢献度というものもあり、縁の下の力持ち的な存在がチームの勝利に貢献する場合もあります。当店にあてはめると、店長/副店長をはじめ、カスタマーサービススタッフ、サービスアドバイザー、サービステクニシャン、営業スタッフがいます。それぞれ役割があり、当然個々にしかできない仕事も存在します。監督=店長がいて、出塁(ホームを踏むチャンスをつくる)が求められる営業スタッフは野手みたいなものでしょう。チームという枠組みの中で、個々のスタッフごとに明確な役割があるという点で、野球に通じるものがあるように思えてなりません。当店をご利用になるお客様から放たれるボールに対し、どう対処するか。ゴルフと同様に状況判断が求められますが、すべてのスタッフが連携していろいろな情報を共有し、その効果は1+1が3にも4にもなる。また、誰かのミスも、1人よりチームでカバーする方が早いでしょう。個人競技には無い、団体競技ならではの醍醐味です。 スポーツでは個人でもチームでも、勝利することが最終目標ですが、個人競技だと喜ぶのは一人、団体競技ではチーム全体で喜べるんですね。もちろん、大勢で喜びを分かち合える方がいいに決まっています。個人成績も大事ですが、やはりお客様あっての商売です。「仕事における勝利=良い結果」チームの一員として何ができるかを、ゴルフのような戦略立ても交えつつ、常に創意工夫をこらして前進しなければなりません。良い結果が出ている時は店舗の雰囲気も良いものです。職種問わず「良い仕事をする」ことは永遠の目標でもあり正解のないテーマですが、そのヒントを、具体的ではないにせよ、スポーツから得ることは少なくないのではないでしょうか。
今月1日に休日を利用して甲子園球場まで選抜高校野球を観に行きましたが、高校野球こそ究極のチームスポーツですね。負けたら終わりのトーナメント方式、監督選手はもちろん、学校・地域を挙げてのアルプススタンド全校応援、どれをとっても目標に向かう姿勢が全力で、その一挙手一投足に野球ファンは心を打たれるのでしょう。全国大会準々決勝まで勝ち上がってきた学校が奏でるブラスバンドをBGMに食べる甲子園カレーもまた至福のランチでした。「野球は人生の縮図」とも言われていますが、そこに見え隠れするドラマは、組織の一員として働く自分にとっても大変なモチベーションになっていると思います。 思うことを長々と書いてしまいましたが、10年間大きなケガや病気をすることなく働いてきたことに感謝し、これからも一社会人として、時には全員野球で社会に貢献していきたいと思います。 VW緑園山手台をご利用の皆様、弊社関係各所の皆様、今後ともご指導ご鞭撻の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

関谷 和道 営業スタッフ

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