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2015/03/26

夢舞台

営業スタッフの関谷です。

つい昨日のことですが、今年も行ってきました春の甲子園。センバツ高校野球を2日間にわたって観戦してきました。幸いお天気には恵まれましたが、当日の兵庫県の最高気温はわずか10℃!!夏とは違い、陽向にいないと底冷えしてしまいます。

センバツでは例年「21世紀枠」で3校前後出場できますが、いわゆる強豪校などではなく、さまざまな条件から野球環境に恵まれず、その中でも野球に打ち込む取組みが評価された学校の中から選ばれます。
ニュースにもなりましたが、今回は松山東高校(愛媛)の試合を見ることができました。なんと82年ぶりの出場。

21世紀枠の学校はなかなか勝ち上がれないことが多いのですが、82年ぶりということもあるのでしょうか、3塁側アルプススタンドは学校関係者や地元の方々で満員。中央特別自由席(バックネット裏)までスクールカラーのメガホンやおタオルを持った人がいらっしゃいました。
そんな大応援団のもと、試合は1点を争う好勝負になり、ストライク1つ、ヒット1本で大変な歓声が送られました。その甲斐もあり、見事松山東高校は5?4で勝利。今回見た試合の中では一番の好勝負だったと思います。
歴史の教科書にも載っている俳人の正岡子規が創部に携わったといわれる同校にとって、念願の甲子園初勝利。学校関係者の方々にとって、長年の夢が叶った瞬間でしょう。歴史的な瞬間に立ち会うことができ、自分自身もうれしく思いました。

もう一人、夢を実現させた方がいます。今大会初めて外国出身の方が審判員として甲子園に出場しました。
スリランカ人のスジーワ・ウィジャヤナーカさん。昨日の第2試合で1塁塁審で登場。きわどいタイミングのプレーにも毅然と判定を下す姿は、とてもかっこよかったですね。
学生時代には野球スリランカ代表にも選ばれていた方で、母国の野球レベルの向上のために来日。ずっと九州地方の大会で審判をしていたようです。彼にとっても甲子園出場は夢、スコアボードにも名前がカタカナで載り、某新聞には「とても楽しい」とのコメントがありましたが、将来は「ルールブックの盲点」を説明していただくなど、これからも益々の活躍をしていただきたいと切に願います。

関谷 和道 営業スタッフ

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