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2020/06/09

ゴルフのお話し。歴代ゴルフの簡単なおさらい。

フォルクスワーゲンゴルフはドイツにて1974年に発売が始まりまもなく半世紀を迎えようとしているベストセラーモデルです。登場からすでに46年が経っている「フォルクスワーゲンゴルフ」、昨年発表された新型ゴルフが日本に登場する前に歴代ゴルフを簡単に振り返ってみましょう。全世界の歴代総生産台数はカローラに次いで2位となっています。 ゴルフの初代モデルは、ポルシェ博士が設計したフォルクスワーゲンビートルの後継として1974年に登場しました。合理的な横置きエンジンのFF2ボックスパッケージや、イタリアの工業デザイナー、G・ジウジアーロによってデザインされたスクエアなスタイリングは世界中で大ヒットしました。 「ゴルフ」という名前は、ドイツ語で「メキシコ湾流」を表す「Der Golfstom」から名づけられました。ホットハッチの元祖とも呼ばれた初代ゴルフGTIのインテリアを見ると、シフトノブがゴルフボール型になっていてしゃれがきいていますね。

初代ゴルフは1974年登場しました。全長は3725mmと、いまの感覚で見ると、up!に近い小さなボディですね。翌年75年には日本でもヤナセより発売が始まりました。翌年には1975年にはハイパワーエンジンを搭載したホットハッチモデル「ゴルフGTI」も誕生し、このモデルは世界中で大ヒットしました。その後歴代モデルには必ずGTIグレードが設定されました。またオープン4シーターモデル「ゴルフカブリオ」を設定されました。

2代目ゴルフは1983年登場しました。翌年84年より日本でも販売が開始されました。丸目2灯のデザインは初代を踏襲しながら、全長は3985mmと260mm拡大されました。カブリオはモデルチェンジすることなく初代モデルが継続生産されました。

3代目ゴルフは1991年登場しました。翌年92年に日本でも販売が開始されました。全長はさらに大きくなり、4020mmとついに4mの大台を超えました。ただ車幅が1695mmだったため、日本においては5ナンバーをかろうじてキープしていました。(GTIは、 VR6、カブリオは3ナンバーです)

4代目ゴルフは1997年登場しました。翌年98年日本販売が開始されました。全長は4155mm、そして全幅がついに1700mmを超え1735mmと、日本において3ナンバーサイズとなりました。このゴルフ?には、3.2リッターV6エンジンを搭載した4WDモデル「R32」も設定され話題を呼びました。

5代目は、2003年に発表されました。翌04年に日本でも発売が開始されました。GTIやGTには「ワッペングリル」が採用されました。ワッペングリルのデザインはビートルのボンネットがモチーフの様です。このゴルフ?のGTIは日本では『GTI is back』のキャッチフレーズで人気を博しました。追加グレードの「GT」は1.4リッターガソリンにターボとスーパーチャージャーを組み合わせたツインチャージャーのダウンサイジングエンジン1.4TSIが搭載されたモデルです。

6代目ゴルフは2008年に発表されました。翌09年に日本でも販売が開始されました。全長は4210mm、全幅は1790mm。プラットフォームは先代を流用しておりますが様々な改良が加えられています。更に2.0リッターターボエンジンを搭載した4WDモデル「R」が追加設定されました。

現行の7代目ゴルフは2012年に発表されました。翌13年に日本でも発売が開始され、サザンオールスターズのCMとも相まって大ヒットしました。新プラットフォーム「MQB」を採用、先代よりもひとまわり大きくなりましたが、先代モデルと比べると100kg前後もの軽量化を果たしています。 2016年にマイナーチェンジを受けて、日本でも17年5月に発売が開始されました。

簡単なおさらいでした。

「ゴルフがゴルフであることを頑なに守り続け、そして絶え間ない革新を続けてきた」これは7代目である「ゴルフ7」が2013年、日本でデビューした際に語られた言葉です。ぱっと見ゴルフ7は、先代ゴルフとデザインは大きく変わらないようにも見えますが、曲線基調だった先代に対してゴルフ7は明らかに直線を多用したデザインに変化していますね。フロントグリルのラインや前後のヘッドランプ、テールランプなども水平方向を強調したシャープさを表現したデザインに変わっています。また、歴代ゴルフがデザインのトレードマークとしているのは、太いCピラーです。ゴルフはこのアイコンを7世代にわたって継承し、伝統を守り続ています。そのデザインはまもなく日本登場予定の新型ゴルフにも引き継がれています。

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