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2025/05/31

テクニカルマイスターのワーゲンSCHOOL#21〜エアコンの臭い〜

皆様こんにちは!

今回もスタッフブログを読んで頂きありがとうございます

今回の「テクニカルマイスターのワーゲンSCHOOL#21」はこの時期に気になるエアコンの臭いについてです

久しぶりにエアコンを使用すると臭いが気になる・・・という経験ありませんか?

それは、内部に生じたカビや汚れが原因です

では、カビや汚れはどこに発生してどの様に対策をすればいいのでしょうか。

まず、臭いはなぜ発生するのか。

ホコリやダニなどの汚れはポーレンフィルター周辺で増えやすくなります。

カビはエバポレーターという部品の周辺で発生しやすくなっています。

という事が上げられます。

それぞれについて説明していきますね!

ポーレンフィルター

ポーエレンフィルター4.jpgポーエレンフィルター (1).jpgポーエレンフィルター (2).jpg

ポーレンフィルターは、ほこりや花粉などを取り除くフィルターのことです。

取り込んだ外気をろ過して、フレッシュな空気を車内に循環させます。

フォルクスワーゲンの純正ダストポーレンフィルターは厳しいISO規格をクリアしており、

PM2.5やほこり、花粉の侵入をしっかりブロック。不快な排ガスやイヤな臭いも除去します。新品のポーレンフィルターも少し黒く見えますが、これは活性炭が入っているから!

3層のフィルターでしっかり汚れをキャッチする分、汚れも溜ります。この汚れから臭いが発生してしまいます。

エバポレーター

IMG_9658.jpg

エバポレーター自体は冷却システムにより冷たくなっています。そして、冷えたエバポレーターを通過した空気が冷やされるという仕組みです。

このエバポレーター!カビや雑菌は繁殖しやすいんです。そして臭いの原因になるんです。

エバポレーターは非常に冷えているため、暖かい空気が通過すると温度差により結露し水が発生します。エアコンをつけている車の下に水溜まりが出来ているのを見た事ありませんか?あの水分がまさに結露によるもの。結構な量の水が発生します。

この結露した状態で、エンジンOFFにしてしまうと空気の循環が止まり、エバポレーター内の水は乾かず常温に戻り、カビや雑菌の繁殖にぴったりの状態となってしまいます。

ポーエレンフィルター.jpg

では対策を紹介します。

まず、ポーレンフィルターの汚れ対策ですが交換を強おススメします。VW純正のポーレンフィルターは上記で紹介した様に、3層になっていて目が細かいのが特徴です。掃除をしてもあまり効果がありません。定期的な交換をしましょう。

また、エバポレーターの臭いには洗浄を行います。作業時間1時間弱で行います。Volkswagen専用の溶剤と専用のエアースプレーガンでエアコン内部を高圧洗浄していきます。

また、エバポレーターの結露を出来るだけ乾かす事が出来ればカビや雑菌が発生しにくくなります。エアコンをOFFにしてしばらく走行すればエバポレーターの中を空気が通るだけなので比較的乾くのですが、エアコンを使う暑い時期には難しいですよね。定期的な洗浄するのがおススメです。

クリーンな空気で快適なカーライフを!

お気軽にご相談下さい。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。

大饗 事務

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